2013年6月16日 鄭泰奭教区長様 就任礼拝
私にとって、この茨城は初めてであります。今回茨城への異動の連絡があった時、茨城はどこですかと聞きましたら、東京の近所だよと言われました。そうか今度は田舎から都会に行くんだなと思い、どこへでも行きますと答えました。
しかし昨日、成田空港から迎えの車に乗ってみると、都会のはずなのに行っても行っても田んぼでどこに教会があるんだろうと不安に感じながらも安心したことが二つありました。一つは都会ではなかったこと。私は田舎育ちなのでとても田舎に情がいくからなんです。もう一つはお婆さんたちが多かったこと。私はお婆さんから沢山愛されたものとして情がいくんです。でも不安もあったので先輩に相談してみたら、心配するな、謙虚な心情と愛でいけば問題ないよと言われました。
茨城県民300万
この茨城は300万県民と聞いています。モーセがエジプトを脱出した時、引き連れた成人男性は60万、家族を入れれば300万でした。神がモーセに乳と蜜が流れるカナンに移動させなさいと命令した時のモーセが感じた責任や心情の重さを感じます。モーセも無理だと感じて、言葉が上手ではありませんと言うと、神様は兄のアロンがいるではないかとアロンを付けてくださり、また私にこの300万の民をカナンに連れて行く自信がありませんというと、三大奇跡と十災禍の権限を与えると。私も自分の力ではなく、背後の神様の力を信じてこの場に来ました。
皆さんは、レピデムの戦いに着いて行った民ではなく、アロンとホルのような立場です。モーセの手が挙がっている時は戦いに勝ち、下がると負けるので、モーセの手が下がらないように両脇で支えたアロンとホルのような皆さんです。私たちは、モーセとアロンとホルとミリアムのように一体となって頑張っていきたいと思います。
私の夢
1963年8月23日、アメリカのマルティン・ルーサー・キング牧師が奴隷解放100周年の式典で、「I Have a Dream(私には夢があります)」という有名な演説をしました。ポイントは、皮膚の色が違うというだけで差別を受け無くなるのが私の夢だということでした。自分の4人の子供が皮膚の色が違うからと言って差別を受けない、平等に生きる世界を作るのが私の夢だという内容でした。
私にも皆さんにも夢があると思います。私には子供たちが学校にいって、半分の子供が統一教会の信仰を持った父母から生まれた子供たちになる夢があります。そういう夢をつくりませんか。日曜日に、「教会の礼拝に行きます。」と堂々と言えるようになる夢。世界のどこへ行っても信頼と愛と尊敬を代名詞になるように。モーセは乳と蜜のある地に導こうとしましたが、私たちは人と愛が溢れる茨城を作っていきたいと思います。
初期のクリスチャンがそれほど爆発的な伝道ができた背景には、イエス様のみ言に忠実な信者の共同体がありました。茨城も真の父母様が教えて下さった為に生きる食口(=兄弟姉妹)共同体を共に作って、人で溢れる、3600名が礼拝に訪ねて来る教会にしましょう。これが神様と真の父母様の茨城に対する夢ではありませんか。
皆さんと共に、神様と真の父母様と一つになって、頑張っていきたいと思います。
よろしくお願いします。