2013年6月23日 徳野英治会長様 特別記念礼拝
私は40代後半にアメリカの神学校で学びましたが、世界宣教に行く韓国人メンバーの他に私だけが呼ばれて行ったことが思い出されます。その時、お父様から「おまえは韓国人でないので、本当は呼ぶはずがないのに呼んだ理由は韓国語ができるからだ。おまえを日本人の種として特別に呼んだのだ。”グリコのおまけ”のようなものだ」と言われました。(笑)
任地はアフリカ
そして、宣教先が決める段階になって祈った内容は、「自分はどこへでも行きます。たとえアフリカでも・・・」と。「たとえアフリカでも」といった理由は、マラリアやその他疫病や伝染病、さらにはギャングなど、宣教に行くこと自体が命がけの地で誰も行きたくない地と思ったからです。ところがくじを引いてみると書いてあった任地は「アフリカ」でした。周りのメンバーは「アイゴー、アイゴー」(韓国人が嘆いたり、衝撃を受けた時に使う言葉)と言ってくれましたが、私は思わず「神様、こんなにも正直に私の祈りを聞いて下さったんですね」と半ば唖然としながら心の中でつぶやきました。
やがて任地(コートジボアール)に行き、お父様を迎えての大会を開催した時のこと。空港に到着されたお父様を乗せた車がホテルに到着し、車からお降りになって私と目が合った瞬間に言われた一言が、「おまえ、こんな所(アフリカ)にいたのか」でした。お父様の命によってアフリカに来たのですが、とも言えず笑顔でお迎えしました。
人類の真の父母
その後、アフリカの食口(統一教会の信徒のこと。韓国語で、”同じ釜の飯を食べる家族”の意)が大勢集まる場で、「アフリカの食口たちよ、今でもおまえたちは皮膚の色が黒いことにコンプレックスを持っているのか。まだ白い皮膚に憧れているだろう」と言われました。するとアフリカ食口は「イェー(韓国語で”ハイ”の意)」と一斉に叫びました。そしてお父様は、「おまえたちは心配するな、必ず白人たちと結婚させてやる。できなかったらおまえたちの子供を白人と結婚させてやる。おまえたちを国際舞台で活躍させてやる。その代わりおまえたちは英語と韓国語を勉強しないといけないよ。」と言われました。
私たちが同じことを言ったら、こうはならなかったと思います。長い年月かけて誰にも言えず、心の底に溜めていることまでも責任をもってくださろうとするお父様の言葉だからこそ彼らは涙を流し感謝して笑顔で応えたのです。
本当にお父様は人類の真の父母だと実感しました。