2013年8月11日 鄭泰奭教区長様 「あなたたちの中で罪なき人が石を投げなさい」
イエスはオリブ山に行かれた。朝早くまた宮にはいられると、人々が皆みもとに集まってきたので、イエスはすわって彼らを教えておられた。すると、律法学者たちやパリサイ人たちが、姦淫をしている時につかまえられた女をひっぱってきて、中に立たせた上、イエスに言った、「先生、この女は姦淫の場でつかまえられました。モーセは律法の中で、こういう女を石で打ち殺せと命じましたが、あなたはどう思いますか」。彼らがそう言ったのは、イエスをためして、訴える口実を得るためであった。しかし、イエスは身をかがめて、指で地面に何か書いておられた。彼らが問い続けるので、イエスは身を起して彼らに言われた、「あなたがたの中で罪のない者が、まずこの女に石を投げつけるがよい」。 そしてまた身をかがめて、地面に物を書きつづけられた。これを聞くと、彼らは年寄から始めて、ひとりびとり出て行き、ついに、イエスだけになり、女は中にいたまま残された。そこでイエスは身を起して女に言われた、「女よ、みんなはどこにいるか。あなたを罰する者はなかったのか」。女は言った、「主よ、だれもございません」。イエスは言われた、「わたしもあなたを罰しない。お帰りなさい。今後はもう罪を犯さないように」。 (ヨハネによる福音書8章1~11節)
2013年1月13日までに、すべて清算してしまわなければなりません。・・・このような重大な時代において、今までの自分勝手に生きていた生活は過ぎていきます。これからは、決断して、新しく生まれた新生児のように出発するのです。(文鮮明先生み言選集)
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3度の確認
真のお父様(文鮮明師)が聖和される前、神様の願い通りに生きていない私たちに、
「あなたたちにお願いがあるが聞いてくれるか」と3度確認されて、3度「はい、言ってください。」と繰り返す場面があったことを聞いたある先輩が、2000年前、イエス様に信仰を誓っていたペテロがイエス様が法廷に引かれていく時に3度否認し、イエス様が復活した時、イエス様から3度質問された内容を思い出したと言っていました。
(以下、ヨハネによる福音書21章から)
「ヨハネの子シモンよ、あなたはこの人たちが愛する以上に、わたしを愛するか」。
「主よ、そうです。わたしがあなたを愛することは、あなたがご存じです」。
「わたしの小羊を養いなさい」
またもう一度彼に言われた、
「ヨハネの子シモンよ、わたしを愛するか」。
「主よ、そうです。わたしがあなたを愛することは、あなたがご存じです」。
「わたしの羊を飼いなさい」。
イエスは三度目に言われた、
「ヨハネの子シモンよ、わたしを愛するか」。
「主よ、あなたはすべてをご存じです。わたしがあなたを愛していることは、おわかりになっています」。
「わたしの羊を養いなさい。 ・・・」
原理本体論教育
その時に指示されたのが、30日間、原理本体論教育を3600名が受けなさいということでした。原理本体論は、統一原理の中で、絶対性を核心とした、堕落とは関係のない創造本然の世界の内容です。基元節(神様の願われる世界が始まる時代の始まり)を前に、新生児が母胎を通過するがごとく、清めるための教育です。
赦すことは義務
今日のみ言は、姦淫を犯していた女を律法学者やパリサイ人が引っ張ってきてイエス様を試す場面です。愛を説いていたイエス様に律法を犯した女をどう裁くかを試す内容です。その時、イエス様は「あなたがたの中で罪のない者が、まずこの女に石を投げつけるがよい」と。そうすると最後にイエス様だけが残り、今後はもう罪を犯さないようにと言われたのです。私たちは、神様の前に罪人です。すべてが赦しを乞う立場です。そういう意味では、私たちが怨みをもった場合、赦すのは権利ではなく、義務なのです。
真の愛
真のお父様が自分を長年殺そうとしてきた金日成主席に会いに行った時、心の中は簡単ではなかったのです。しかし、金日成のお母さんだったらどうだろうか、愛せるのではないかとして祈り続けて会いに行かれたのでした。ですから、夫婦も夫が妻を見る時には妻の父母の心で見れば赦せるし、妻が夫を見る時には夫の母の心で見れば赦せるし、そうしていけば完成した夫婦になれるのです。
真のお父様の16歳の時の詩を見ると、
だまされても、信じなければ
裏切られても、赦さなければ
私を憎む者までも、ひたむきに愛そう
とあります。真のお父様にとってこの心情がすべての始まりでした。
この真の愛は、愛して忘れるのですが、愛した記憶が消えると言う意味ではなく、愛する相手がいてくれて有難いと感じる世界であり、だから怨みがなくなるということなのです。基元節の数々の恩恵に感謝して、信仰の原点である報告・連絡・相談を通して、神様が保護できる条件を立てながら、真のお父様聖和1周年を迎えて行きましょう。